最速!Premiere Pro 文字起こしベース カット編集決定版

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こんにちは、MASAです。

動画のカット編集、気づいたら膨大な時間が経っていた――

そんな経験ありませんか?

何度も映像を再生して、マウスでちまちまカット。正直、この繰り返しってしんどいですよね。

そんな悩みを解決するのが、今回紹介する文字起こしベースのカット編集です。

この方法とあわせて紹介する最強ショートカットキーを使えば、繰り返し作業が極限まで減り、驚くほど時短ができます。

  • 文字起こしベースで不要箇所を瞬殺する
  • 最強ショートカットで「間」を爆速で詰める
  • マウスをほぼ触らずに編集を終わらせる
MASA

2026年現在、このやり方が「最速」だと思ってます

では、いってみよう。

目次

【手順1】再生せずに削る!文字起こしベースで「粗カット」を終わらせる

カット編集で最も時間がかかるのは「内容を確認するために再生する時間」です。

この時間を限りなくゼロにするのが、文字起こしベース カット編集の最大のメリット。

まずは、動画を一度も再生せずに不要な部分を掃除していきましょう。

1. 自動文字起こしを開始する

まずはテキストパネルを開き、動画内の音声をすべて書き起こします。

※タイムラインパネルに音声入り素材が読み込まれていることが前提です。

STEP
「ウィンドウ」メニューから「テキスト」を選択
STEP
「文字起こし」タブにある「文字起こし開始」をクリック
PremiereProの文字起こしパネル
STEP
数秒待つと、シーケンスの内容がすべて文章として表示されます
PremiereProの文字起こし後のテキスト

2. テキスト上で不要な箇所を削除する

文章を読むと「言い直し」や「噛んでいる場所」が一目でわかります。

PremiereProの文字起こしで文字を削除
削除方法いらない文章をマウスで選択し、Delete(または Backspace)を押す
結果テキストが消えると同時に、タイムライン上のクリップも自動で削除されます

「同じことを2回言っているな」と思ったら、前の文章を消すだけでカットが完了します。

これだけで、従来の1/2〜1/3のスピードで粗カットが終わります。

[注意点] 文字起こし上で削除できない時、解決方法を以下に解説しています

3. 無音部分の判定を最適化する

言葉の切れ目(間)をより正確に把握するために、無音判定の設定を変更します。

STEP
テキストパネル右下のスライダーアイコンをクリック
PremiereProの文字起こしパネルのアイコン
STEP
無音の長さを「0.75秒 → 0.4秒」程度に変更
PremiereProの文字起こしパネルの文字起こしの表示オプション

これで文章の間に「・・・」という無音マークが出やすくなります。

このマークを目印にすることで、言葉の先頭を迷わずカットできるようになります。

MASA

粗カットで大まかなカットはこれで完了。あとは微調整
だけです

【手順2】マウスを卒業する。爆速カット専用のショートカット・環境設定

文字起こしベースで粗カットが終わったら、次は「間」の微調整です。

ここからは「一切マウスを使わない」ための設定を行っていきます。

この設定をするだけで、カット編集の疲労感は激減します。

① 効率を最大化する「環境設定」

まずは Premiere Pro の挙動を、カット専用に最適化します。

「再生ヘッド位置を自動選択」をオフにする

メニュー >> シーケンス >> 再生ヘッド位置を自由選択

PremiereProの再生ヘッド位置を自由選択

メニューの「シーケンス」からチェックを外してください。

これがオンのままだと、ショートカットでの微調整が不自由です。

オフにしておきましょう。

移動フレーム数を「90フレーム」に変更する

メニュー >> 編集 >> 環境設定

PremiereProの環境設定「再生」「SHIFT+左右カーソル移動量」

「環境設定」→「再生」の「Shift+左右カーソル移動量」を90に書き換えます。

これで「3秒戻って確認」がワンボタンで可能になります。

② 最強のショートカット「チートシート」

環境設定を開き、以下ショートカットキーを割り当ててください。

キーの割り当て方は、こちらの記事で紹介しています。

左手で操作

キー機能役割
Qズームイン編集点を拡大して詳細を確認する
Wズームアウトタイムライン全体を縮小する
Z編集点をすべてのトラックに追加再生ヘッドの位置で全トラックを切る
Aリップル削除ヘッドフレーム前の切れ目から再生ヘッドまでを消す
S1フレームマイナストリミング編集点を1Fずつ左に削る

右手で操作

キー機能役割
0複数フレーム前へ戻るワンボタンで3秒戻って再生確認
1右へシャトル再生(複数押しで倍速再生)
2最も近い編集点をリップルアウト
として選択
編集点(左側)を黄色い線で選択する
31フレームプラストリミング編集点を1Fずつ右へ伸ばす
4再生ヘッドでクリップを選択再生ヘッドの真下にある素材を選ぶ
5リップル削除選択した素材を消して、後ろを詰める
6最も近い編集点をリップルイン
として選択
編集点(右側)を黄色い線で選択する

③ なぜこの配置なのか?

最大のポイントは、左手でズーム(Q/W)と基本カット(Z/A)、右手で再生と微調整(1~6)を完結させることにあります。

マウスとキーボードを往復する時間は、もう必要ありません。

特に 「Sキー」と「3キー」を使った1フレーム単位の調整は、今の動画編集において最強の時短術。

ぜひ使い込んでみてください。

MASA

実際の使い方はこの後をみてね!

④ キーの割り当ては自由。自分に最適な配置を作ろう

②のようにするのがおすすめですが、キーの割り当ては自由です。

ノートPCなどでテンキーがない場合

テンキーがない環境でも、カーソル付近の空いているキーに割り当てれば問題ありません。

もし普段使っている別のショートカットと重複してしまう場合は、「カット編集専用のプリセット」を新しく作成しましょう。

  1. 「別名で保存」をクリック
  2. 「カット用」などの名前をつけて保存
PremiereProのキーボードショートカット設定でプリセットを作成

これで、編集工程に合わせてショートカット設定を切り替えられるようになります。

物理的なテンキーを導入するのも賢い選択

「どうしてもノートPCのキーボードだけではキーが足りない」という方は、外付けのテンキーを導入するのもおすすめです。

少し投資は必要ですが、作業効率が上がればすぐに元は取れます。

私が実際に使用して「これは使いやすい」と感じた製品を共有します。

>>iClever テンキー Bluetooth ワイヤレス

【手順3】1フレームの妥協なし。爆速で「間」を追い込むワークフロー

文字起こしベースのカットが終わった直後は、まだ「間」が不自然な箇所が残っているはずです。

でも大丈夫。

以下の方法なら、再生を止めずにそのまま調整できます。

① 基本の「カット&リップル削除」

まずは、言葉の終わりと始まりをつなぎます。

  1. 「1」で再生(または倍速再生)する
  2. 言葉が終わった瞬間に「Z」でカット
  3. 次の言葉が始まる直前まで進み、「A」を押す
PremiereProで再生しながらリップル削除

※青の箇所をリップル削除

PremiereProで再生しながらリップル削除を実演

これだけで不要な「間」が消えて、前後のクリップがくっつきます。

② 完全に不要な「ゴミ」を消す

文字起こしカットの影響で、たまに「一瞬だけの無音クリップ」が残ることがあります。

そんな時は——

  1. 再生ヘッドをそのクリップに合わせて、「4」→「5」と連続で押す
  2. 一瞬でクリップが選択され、削除と同時に後ろが詰まります
PremiereProでクリップを選択してリップル削除を実演

「クリップの後ろ」を「2・S・3」で微調整する

ここが精度を上げるために最も重要な部分です。

つなぎ目が「少し詰まりすぎ」「あと数フレーム開けたい」と感じた時に使いましょう。

  1. 「2」を押して編集点を選択する
    太い黄色の線が出ればOK
  2. 「S」を押すと、1フレームずつ「間を詰める」
  3. 「3」を押すと、1フレームずつ「間を空ける」
PremiereProで最も近い編集点をリップルアウトとして選択し、1fずつ間を詰めるを実演

1fずつ間を詰める

PremiereProで最も近い編集点をリップルアウトとして選択し、1fずつ間を空けるを実演

1fずつ間を空ける

マウスでクリップの端をつかんで伸び縮みさせる必要はもうありません。

波形を見ながら、指先で叩くだけで理想の間が作れます。

「クリップの前」を「6・S・3」で微調整する

「次の言葉の出だしが早すぎて削れてしまった」

「言葉が始まる前の間が長すぎた」

という時は、キー「6」の出番です。

  1. 「6」を押して、後ろのクリップの編集点を選択
    太い黄色の線が出ればOK
  2. 「S」を押すと、後ろのクリップの頭が右に伸びる
  3. 「3」を押すと、後ろのクリップの頭が左に削れる
PremiereProで最も近い編集点をリップルインとして選択し、1fずつ間を空けるを実演

※1fずつ間を空ける

PremiereProで最も近い編集点をリップルインとして選択し、1fずつ間を詰めるを実演

※1fずつ間を詰める

「2」で語尾を整え、「6」で語り出しを整える。

この両方を使い分けることで、マウス操作では不可能な精度とスピードで「完璧な間」が完成します。

⑤「0」で戻って、即座に確認

調整したら、すぐに結果を確認しましょう。

  1. 「0」を押すと、一瞬で3秒前(90フレーム前)にジャンプ
  2. そのままスペースで再生して、テンポを確認
PremiereProで複数フレーム前へ戻って再生確認

※3秒戻して再生

違和感があれば、再生を止めずにそのまま「S」や「3」を叩いて微調整を続けます。

「戻る → 再生 → 調整」のループを、同じ姿勢のまま高速で回せるのがこの手法の最大の強みです。

僕がこのワークフローで得た体感

この手順に慣れると、編集中の視線がずっとモニターに固定されます。

キーボードとマウスを往復する、あの無駄な動きがゼロになるからです。

効率をロジカルに突き詰めたい方には、特に馴染みやすいはずです。

まずは次の5分間のカットだけ、マウスを脇に置いてキー操作を試してみてください。

カットが終わったら、次は「テロップ作成」へ!

お疲れ様でした!これで、テンポのよい動画の土台が完成です。

実は今回のカット編集で使った文字起こしデータは、そのままテロップ作成にも再利用できます。

せっかく文字起こしをしたなら、テロップ入れも一瞬で終わらせましょう。

▼あわせて読みたい:Premiere Proでテロップを爆速で作る方法

【トラブル解決】「うまく動かない!」と焦る前にチェックすべきポイント

このワークフローは強力ですが、Premiere Pro の仕様上、特定の条件下で操作が効かなくなることがあります。

うまく動かない時は、以下の項目を確認してみてください。

① 文字起こしパネルで削除が反応しない

テキストを選択して Delete を押しても反応しない場合、原因のほとんどは「選択の不一致」です。

解決策

タイムラインパネルのどこかを一度クリックしてください。

PremiereProのタイムラインパネル
理由

プロジェクトパネル内の素材が選択されたままだと、テキストパネルが「元の素材」を参照してしまい、シーケンス上のカットができなくなります。

PremiereProのプロジェクトパネル

② ショートカット(S・3)で間が伸び縮みしない

1フレーム微調整が効かない場合は、以下の2点を確認してください。

1.編集点が選択されているか

編集点が「太い黄色の線」になっていますか? なっていない場合は、まず「2」を押して選択状態にしましょ

う。

PremiereProの	「最も近い編集点」ショートカットでクリップ選択
2.「再生ヘッド位置を自動選択」がオンになっていないか

これがオンのままだと、再生ヘッドを動かした瞬間にクリップ全体が選択され、編集点の選択が外れてしまいます。必ずオフにしてください。

>>オフにする方法

③ 複数人の音声で文字起こしがズレる

対談など、マイクが複数ある場合は特定のトラックしか文字起こしされないことがあります。

解決策

一度、音声を「マスター用」として1本に書き出してから読み込み、改めて文字起こしを行います。

ポイント

ビデオの書き出しをオフにして音声(MP3など)だけで書き出せば、時間はほとんどかかりません。

PremiereProの書き出し設定でビデオをオフ

まとめ:カット編集を「最速」にすれば、動画の質はもっと上がる

今回紹介した文字起こしベース カット編集 × 最強ショートカットの組み合わせは、現時点での最適解と言えます。

  1. 文字起こしベースで、不要なテイクをまとめて削る
  2. 専用ショートカットで、マウスを持たずに「間」を追い込む
  3. 1フレーム単位の数値制御で、誰でも再現性の高いテンポを作る

私自身、この方法を取り入れてからカット編集にかかる時間を半分以下に短縮できました。

余った時間は、アニメーション制作や、構成の練り直しに充てられるようになりました。

最初はショートカットに指が慣れないかもしれません。

でも、動画1〜2本分をこの方法でやり切ってみてください。

二度ともとの「マウス編集」には戻れなくなるはずです。

まずは今日の編集から、「マウスを置く時間」を少しずつ増やしてみてください。

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