After Effects|基礎~応用までレイヤーの使い方を解説

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こんにちは、MASAです。

初心者さん

After Effectsのレイヤーについて知りたい…

基礎~応用までをわかりやすく解説するよ

本記事のポイント

After Effectsのレイヤーに関する

  • 操作環境
  • 作成方法
  • 種類
  • 操作方法(基礎~応用)

記事を読み終わると、最低限わかるんじゃないかな

では、いってみよう。

目次

タイムラインパネル|レイヤーを管理・操作する環境 

各レイヤーの配置やアニメーションの時間調整は、タイムラインパネルで操作します。

また、レイヤーの表示順やエフェクトの追加・編集もタイムラインパネルで行います。

タイムラインパネルの項目を以下にまとめました。

タイムラインパネル

  1. フローチャート
    コンボジションのフローチャートを表示できます
  2. シャイレイヤーの非表示/表示
    シャイスイッチがオンになっているレイヤーをレイヤー一覧から非表示/表示にできます
  3. フレームブレンドの適用
    フレームブレンドが設定されたレイヤー全てにフレームブレンドを適用します
  4. モーションブラーの適用
    レイヤーにモーションブラーを適用できます
  5. グラフエディター
    グラフエディタパネルに切り替えできます
  6. ビデオスイッチ
    レイヤーのコンポジションパネル「表示/非表示」を切り替えできます
  7. オーディオスイッチ
    レイヤーのオーディオ「オン/オフ」を切り替えできます
  8. ソロスイッチ
    適用したレイヤーのみコンポジションパネルに表示できます
  9. ロックスイッチ
    ONのときはレイヤー編集を保護できます
  10. ラベル
    レイヤーを色分けできます
  11. #(タグ)
    レイヤーに番号をふってくれます
  12. ソース名 / レイヤー名
    レイヤーのソース名を表示。レイヤー名にも切り替えでき、好きな名称に変更できます
  13. シャイスイッチ
    レイヤーをシャイレイヤーに切り替えできます
  14. コラップストランスフォーム/連続ラスタライズ
    コラップストランスフォーム/連続ラスタライズをおこないます
  15. 画質
    画質の設定をする事ができます
  16. エフェクトスイッチ
    適用されているエフェクトの「オン/オフ」を切り替えできます
  17. フレームブレンド
    フレームをブレンドできます
  18. モーションブラー
    モーションブラーの「オン/オフ」を切り替えできます
  19. 調整レイヤー
    調整レイヤーに適用したエフェクトを、その下にある全てのレイヤーに適用できます
  20. 3Dレイヤースイッチ
    3Dレイヤーを「オン/オフ」切り替えできます
  21. 親とリンク
    レイヤー同士に親と子のリンク付けできます
  22. ピックウィップ
    ドラックして好きなレイヤーに親子付けできます
  23. スイッチの「表示/非表示」
    スイッチを「表示/非表示」に切り替えできます
  24. 転送制御の「表示/非表示」
    転送制御を「表示/非表示」に切り替えできます
  25. イン/アウト/デュレーション/伸縮の「表示/非表示」
    イン/アウト/デュレーション/伸縮を「表示/非表示」に切り替えできます
  26. レンダリング時間
    レンダリングの所要時間がレイヤー毎に表示してくれます
  27. スイッチ/モード
    スイッチ/モードの表示を切り替えできます

使用頻度が「高い」をマーキングしているよ

After Effects|レイヤーの作成方法

レイヤーの新規作成方法は、以下3パターンです。

  • メニューバーから
  • 右クリックから
  • ツールパネルから

※事前にコンポジションを作成しておく必要があります

メニューバーから新規作成

メニューバーの「レイヤー」→「新規」から、各種レイヤーを作成することができます。

右クリックから新規作成

コンポジションパネルやタイムラインパネルの空白エリアで「右クリック」→「新規」で、各種レイヤーを作成することができます。

ツールパネルから自動作成

ツールパネルからシェイプやテキストを作成すると、レイヤーも自動で作成されます。

After Effects|レイヤーの種類

After Effectsで使用するレイヤーは、以下8種類です。

  1. テキストレイヤー
  2. シェイプレイヤー
  3. 平面レイヤー
  4. 調整レイヤー
  5. カメラレイヤー
  6. ヌルレイヤー
  7. ライトレイヤー
  8. フッテージレイヤー

①テキストレイヤー

テキストレイヤーは、「文字」を入れるときに使用します。

文字のフォントや大きさは、文字パネルで変更できます。

②シェイプレイヤー

シェイプレイヤーは、長方形や円などのシェイプを作成するときに使用します。

シェイプは点を繋ぐ線で作られた図形で、縮小・拡大しても劣化しない画像(ベクトル画像)のこと。「塗り」と「線」で、2つの色の設定ができます。

③平面レイヤー

平面レイヤーは、背景に色を付ける場合や、合成エフェクトを制御する基本レイヤーとして使用します。

または簡単なグラフィックイメージを作成するときに使用します。

使用例(エフェクト)

たとえば、平面レイヤーに「4色グラデーション」をかけてみます。

以下画面のような、グラデーション平面として使用することができます。

④調整レイヤー

調整レイヤーはエフェクトをかけるときに使用します。

調整レイヤーを選択して、エフェクトを追加すると下の全てのレイヤーにそのエフェクトが適用されます。

使用例

複数のシェイプを同じ色に変えたいとき、(一番上に)調整レイヤーを作成します。

調整レイヤーへエフェクト「塗り」を適用します。

下のレイヤー、すべて同じ色になりました。

レイヤーごとに同じエフェクトを掛けたいとき、手間を省略できます

⑤カメラレイヤー

カメラレイヤーは、カメラワークを表現するときに使用します。

カメラは、3D レイヤーおよび、コンポジションカメラ属性に対応したエフェクトを適用した 2D レイヤーにのみ影響します

使用例

2画面に切り替え、片方のビューをトップビューなどにするとカメラ位置が確認できます。

以下は、カメラを使ったピント合わせのアニメーションです。

⑥ヌルレイヤー

複数のオブジェクトを管理するときや、3Dカメラを使用するときに使用します。

使用例

ヌルレイヤーを作成し、オブジェクトの親にする。

ヌルを動かしたり、拡大縮小などすると、子レイヤーが追随します。

⑦ライトレイヤー

ライトレイヤーは、3Dレイヤーに対してライト効果をつけることができます。

3Dレイヤー以外には、効果をつけられないので注意です

ライトの位置決めはカメラと同様、2画面にすると便利です

⑧フッテージレイヤー

画像や動画を表示するためのレイヤーで、外部ファイルを読み込んで使用します。

タイムラインパネルへ配置した画像、動画、音ファイルは、レイヤーとして扱われます

After Effects|レイヤーの操作方法

レイヤー操作について、

  • 基礎編(必須となる操作)
  • 応用編(覚えると便利)

に分けて解説します。

レイヤー操作:基礎編

1. レイヤーの順番を変更

<操作方法>
対象のレイヤーをクリックした状態でドラッグすると、順番を変更することができます

2. レイヤーを複製

<操作方法>
①タイムラインパネル、またはコンポジションパネルで対象のレイヤーを選択する
ショートカットキー、または「編集」メニューの「複製」で複製できます

頻繁に使うため、ショートカットキーを覚えるとよいです

Ctrl (Command) + D

3. レイヤーを削除

<操作方法>
①タイムラインパネル、またはコンポジションパネルで対象のレイヤーを選択
「Delete」キーを押す。または「編集」メニューの「削除」を選択で削除できます

4. レイヤーを移動

<操作方法>
タイムライン上のレイヤーを左右にドラッグすると移動できます

ただ、手動で動かすより、ショートカットキーが便利です。

[ でレイヤーの先頭をインジゲーターの位置に移動
] でレイヤーの後部をインジゲーターの位置に移動

5. レイヤーの長さを変更する

<操作方法>
①タイムラインパネルのレイヤーを選択
レイヤーの左右いずれかをクリックしたまま左右に動かす

こちらも、ショートカットキーが便利です。

Alt(Option) + [ でインジゲーターの位置から前をカット
Alt(Option) + ] でインジゲーターの位置から後をカット

6. レイヤーをトリミング

<操作方法>
①プロジェクトパネル内でダブルクリック
②コンポジションパネルでトリミングする

インジゲーターを移動させて「{ 」「 } 」でトリミングします。

7. レイヤーを別コンポジションに複製

<操作方法>
①タイムラインパネル、またはコンポジションパネルで対象のレイヤーを選択
「編集」メニューの「コピー」を選択した後、対象のコンポジションで「ペースト」を選択

Ctrl(Command) + C(コピー) → Ctrl(Command) + V(ペースト)

8. プリコンポーズ(レイヤーをグループ化する

<操作方法>
①対象のレイヤーを選択
「レイヤー」メニューの「プリコンポーズ」を選択

Ctrl(Command) + Shift + C

レイヤー操作:応用編

9. レイヤーを分割

<操作方法>
ショートカットキー:Ctrl(Command) + Shift + D

たとえば、01sの位置でレイヤーを分割したい場合、以下画像のようになります。

10. レイヤーを入れ替える

<操作方法>
①元レイヤーを選択
②プロジェクトパネル内で置き換えたいファイルを選択
Alt(Option) + ドラッグ

以下、ショートカットキーでも同様に入れ替え可能です。

Alt(Option) + Ctrl(Command) + /

11. レイヤーの順番を上下反転

<操作方法>
「Shift」キーを押しながら、一番下のレイヤーを選択した後、一番上のレイヤーを選択
②カット&ペーストする

Ctrl(Command) + X(カット) → Ctrl(Command) + V(ペースト)

12. レイヤーを任意の順番に変更する

<操作方法>
上から順に並べたいレイヤーを「Ctrl (Command)」を押しながら順番に選択
②カット&ペーストする

まとめ

After Effectsのレイヤーについて、以下解説しました。

  • 操作環境
  • 作成方法
  • 種類
  • 操作方法

After Effectsでは、レイヤーにアニメーションやエフェクトを追加して動画を作成します。

いわばレイヤーは、動画制作の骨格となる重要な要素の一つ。

基本をしっかりと抑え、実際に手を動かしながら習得していきましょう。

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