こんにちは、MASAです。
After Effects初心者だけど…
キーフレームってどう使うの?
初心者向けに、分かりやすくまとめたよ
この記事を読むと
- キーフレームの追加方法
- イージング(緩急)の付け方
- 補間法の考え方
について理解できるので、初心者が挫折しやすい「キーフレーム」はもう大丈夫です。
では、いってみよう。
キーフレームの追加方法
After Effectsのキーフレームは、アニメーションやエフェクトなど。
時間の経過に合わせ、値の変化を記憶する機能です。
- 値を入力する
- 直観的に操作する
でキーフレームを追加することができます。
アニメーションさせる際、キーフレームは必須です
1.値を入力する
たとえば、オブジェクトを1秒後にX(水平)方向へ移動させたい場合
まず、開始点(ここでは0秒とする)のキーフレームを打ちます。
- 三角マークをクリック
- 0秒の位置へインジゲーターを移動
- ストップウオッチマークをONにする
- 開始点のキーフレームが打たれます
次に、終了点(ここでは1秒とする)のキーフレームを打ちます。
- 1秒の位置へインジゲーターを移動
- Xへ(任意の)数値を入力
- 終了点のキーフレームが打たれます
完成したアニメーションは、以下のようになります。
2.直観的に操作する
上記(値を入力する)の手順と⑥以外は同じです。
数値入力する代わりに、「選択ツール」でオブジェクトを直接動かします。
【その他】自動キーフレームモードもある
アニメーションさせる際、ストップウォッチアイコンを押すのが、手間と感じる人は自動キーフレームモードがおすすめです。
この設定にしておくと、スタート地点で位置やサイズなどの値を変更するだけで、スタート地点のキーフレームが作成されるようになります。
イージング(緩急)の付け方
キーフレームの打ち方が分かったら、次はイージングを覚えましょう。
イージング(Easing)とは、オブジェクトの動き方、アニメーションの速度に緩急をつけること
イージングの付け方は、以下の通りです。
該当のキーフレームを選択肢し右クリックで「キーフレーム補助」
適用したいイージングを選択します
1.イージングなし(リニア)
キーフレーム補助を行わないそのままの状態。
この場合、素材が移動する速さに緩急はなく一定です。
グラフエディターの状態
2.イージーイーズ
イージングの中で最も使われることが多いのが、イージーイーズです。
ゆるやかな加速からはじまると、中間点で一気にスピードがあがり、その後ゆるやかに減速していくイージーイーズは、とても心地のよい動きの表現ができます。
モーショングラフィックスの作品では、非常に頻繁に使用されます
グラフエディターの状態
3.イージーイーズイン
出だしで最も加速し、その後ゆるやかに減速して停止するのがイージーイーズインです。
グラフエディターの状態
4.イージーイーズアウト
ゆるやかに始まり、除々に加速していくのがイージーイーズアウトです。
グラフエディターの状態
各イージングの比較
補間法とは
補間は、キーフレーム間をどのような速度でアニメーションさせるかというもの
After Effectsには【時間補間法】と【空間補間法】の項目があります
時間補間は時間値の補間で、空間補間は空間値の補間です。
不透明度などの一部プロパティには時間コンポーネントしか存在しませんが、位置プロパティなどのプロパティには空間コンポーネントも存在します。
さらに、2つの項目には以下の種類があります。
- リニア
- ベジェ
- 自動ベジェ
- 連続ベジェ
- 停止
リニア
キーフレーム間を一定量変化させ、キーフレームを結ぶ線は直線で表示されます。
機械的な動きに適した補間法になります。
ベジェ
キーフレーム間に2つのハンドルが表示され、手動で変化量を調整できます。
ハンドルは独立しているため、緩急のある動きを付けることが可能です。
自動ベジェ
キーフレーム間をスムーズな線で結んで、自動的に変化量を調整してくれます。
連続ベジェ
自動ベジェと同じ機能ですが、方向ハンドルを手動で変更することができます。
停止
キーフレーム間は補間されずに、直前のキーフレームが次の値に持続されます。
キーフレームの補間方法
キーフレームアイコンを右クリックして、キーフレーム補間法を選択します。
時間補間法の中から、たとえばベジェを選ぶと、キーフレームアイコンが以下の形に変わります。
キーフレームの種類
After Effectsのキーフレームは、下記の8種類です。
丸く凹んでいるキーフレームは、ベジェが適用されています
グラフエディターを使おう!
AfterEffectsのグラフエディターは「速度グラフ」と「値グラフ」2種類の表示方法があります。
速度グラフの特徴
キーフレームで指定した速度の変化がグラフ化されたもの
値グラフの特徴
キーフレームで指定したX軸、Y軸の位置情報の値がグラフ化されたもの
グラフエディタの調整方法
- 対象のキーフレームを選択
- グラフエディターを開く
- 動きの変化を調節
開き方は上記(イージングの付け方)と同様です。
対象のポイント、もしくは線全体を選択した状態で、グラフの右下にあるアイコンをクリックすると、キーフレーム間の補間方法やイージングの種類を変更できます。
機能はキーフレームの右クリックメニューと同じです。
ベジェが適用されているキーフレームは、ハンドルが伸びています。
速度グラフ・値グラフともに、キーフレームから伸びたハンドルを操作してイージングの動きを調節します。
はじめは、あまり深く考えずに「このカーブのグラフのときはこんな感じで動く」みたいな感じで、感覚的に使っていくと、コツをつかみやすいです
イージーイーズからイージーイーズインなどを選択してもカーブは変わりません。
一旦リニアなどに切り替えてから、再度選択するとよいです。
ここで注意点!
値グラフで調節する場合、「次元に分割」をしないとハンドル調整はできません
右クリック⇒「次元に分割」でプロパティーのx、yが独立します。
グラフエディター内でも「次元に分解」できます。
まとめ
キーフレームについて、基本的なことをまとめました。
- キーフレームの追加方法
- イージング
- 補間法
1から3までを順番に、実際に手を動かして操作してみてくださいね。
キーフレームが分かれば、After effectsの関門はクリアです