こんにちは、MASAです。
After Effectsを立ち上げると、まずコンポジションを作成する必要があります。
しかし「コンポジションが何なのか」初めての方にとって分かりにくいと思います。
そこで今回、コンポジションの意味や作成方法について紹介します。
では、いってみよう。
コンポジションとは?
コンポジションとは、ムービーを構成する箱のこと。
コンポジションの中にタイムラインがあり、画像や文字レイヤーなどを配置してムービーを制作していきます。
コンポジションの中に、コンポジションを入れることも出来ます。
コンポジションは一番最初に作成します
新規コンポジションの作成方法
以下4通りで、コンポジション設定画面が開きます。
自分がやりやすい方法を選んでくださいね。
- コンポジションパネルから
- プロジェクトパネルから
- メニューバーから
- ショートカットを使う
1.コンポジションパネルから
2.プロジェクトパネルから
3.メニューバーから
4.ショートカットを使う
Windows:Ctrl + N
Mac:command + N
コンポジションの設定はYouTubeやSNS、TV、映画、DVDなど。使用用途に合わせて設定するものになります。
①コンポジション名
自分で分かりやすい名前をつければOKです。
②プリセット
プリセットは様々なメディアを想定して予め設定・定義されたテンプレートです。
YouTubeやDVDなど、最終的に視聴されるメディアを想定して選択します。
③幅、高さ
制作する動画の幅と高さのサイズをピクセル(px)指定する項目です。
SNS用やTV用など。様々な規格サイズがあります。
④ピクセル縦横比
ピクセルの縦横比率を指定する項目ですが、変更することはあまりないと思います。
基本的には、正方形ピクセルのままでOKです。
⑤フレームレート
1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のこと。fpsは「frames per second」の略です。
フレームレートの種類 | おもな用途 |
---|---|
3~5fps | 一般的な防犯カメラ・監視カメラ |
24fps(23.98fps) | 映画 |
25fps | 欧州のテレビやDVD(PAL圏内) |
30fps(29.97fps) | 日本のテレビやDVD(HTSC圏内) |
50fps | 欧州の4K・8KテレビやDVD(PAL圏内) |
60fps(59.94fps) | 日本の4K・8KテレビやDVD(HTSC圏内) |
120(119.88fps)〜240fps | 一部のスポーツ用途カメラ、ゲームや |
⑥解像度
動画制作時に表示するプレビューの解像度。フル画質~1/4画質を選択できます。
※書き出しの動画解像度ではありません
⑦デュレーション
最初のフレーム(インポイント)から最後のフレーム(アウトポイント)までの再生時間。
要は、動画全体の長さのことです。
⑧背景色
プレビュー時の背景色の設定です。
書き出しに影響されないので、背景レイヤーを配置しない場合、透過の状態になります。
各項目の入力が終わったら、OKをクリックしましょう。
コンポジションの作成完了です。
コンポジション設定を変更するとき
コンポジションの設定変更は、
メニューバーの「コンポジション」→「コンポジション設定」
または、ショートカット(下記)からいつでも可能です。
Windows:Ctrl + K
Mac:command + K
コンポジションは階層構造になっています
単純なムービであればひとつのコンポジションで完結します。
しかし、長尺のムービーなど。複雑なムービーであれば、カットやシーンごとにコンポジションを作成していきます。
つまり制作過程で、複数回コンポジションを作成していくのですね。
新規以外のコンポジションは、プリコンポーズ(レイヤーをグループ化)で作成する方法もあります
プリコンポーズについては、こちらの記事でまとめているのでぜひ参照ください。
まとめ
After Effectsのコンポジションについて解説しました。
作成方法だけでなく、コンポジションの理論も理解しておきましょう!
このあと複雑な映像をつくるとき、ぜったい役に立つと思います。